はしがき

 2002年3月私は満90歳の誕生日を迎えることが出来ました。来年4月にはロータリー在籍50年を迎えることになり、さらに次は大阪国際大会、その次はロータリー創立百周年の大きな節目の年を迎えることになります。
 この時に当たり歩み来た道を振り返つて何か書き留めておきたいとの思いが湧いてきました。
 多くのこととの出会い、多くの方々との友情の絆を広げることが出来ましたが、これらの全てを書き留めることは難しく、その中のほんの幾つかを取り上げて、書きやすいように、読みやすいようにと一項目を一頁700字程に書き留めましたので、中には充分意の尽くせぬこともありこの点をご了承いただきたく存じます。
 何分にも古い昔の事の記憶で誤りがあつてはなならぬこと故、しばしばロータリー文庫に通い事実を確かめ誤り無きを期しました。
 大先輩の直木太一郎PG(神戸RC)は1983年にロータリー在籍50年にあたり「わたしのロータリー50年」の著書をだされています。「これがロータリーだ」を初め多くの論説を200頁程に纏められた名著書であります。
 同じ題名を借用しましたが、私にはこの真似は到底出来ず、書き出してみると、これは「私の履歴書」の様なものになつてゆくのに気がつきました。これは無限に広いロータリーの世界の中を一個人が辿つた細い細い道筋に過ぎません。何方にも何の参考にもならないでしようがお読みくださいますれば幸でございます。
 本書中の他誌からの転載部分につき「ロータリーの友」「新潮社」のご厚意を戴きましたことを感謝致します。


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