日本ロータリーの原風景を辿る(東京西RC刊行)

 1993年東京西RCは「日本ロータリーの原風景を辿る」の一書を刊行された。1923年関東大震火災に世界各国から寄せられた救援活動を報道する新聞記事の切り抜きとその解説で、当時創立間もない東京RCは奉仕の実体を体験出来ずに過ごしていたが、この災害に対する真摯なる救援活動に目を覚まし、以後の日本のロータリーの奉仕活動の原点になつたことが記載されている。
 ロータリーの社会奉仕はかくあるべしと決められた決議23−34は、この1923年のセントルイスの大会で大論争の末に決められたものであるが、それから3ケ月後に起きたこの大災害は世界のRCの奉仕に対する関心を一層に高めたものでもあつた。
 この冊子の発刊の辞(要旨)−小林基茂(東京西RC)昨年の秋の地区IMの一分科会で黒澤PGは議事の終了後下記のようなコメントを述ペた。「今日の会合では規則や細則の運用にのみ論議が集中し、本来のRCの活動の根源である奉仕の理想の討議がされないのが残念です。 この状態が続くとロータリーは益々形骸化して崩壊に向かうであろう、どうかロータリーの真髄を見直しして将来の発展に努力して欲しい」 ガーンとした、今日まで今一つ掴み切れなかつた私達に明確な方向を与えてくれた。感動するだけでなく次の世代に伝えてゆく具体的行動が必要と自覚した。そこで出会つたのが村上文蔵氏所蔵の震災当時の世界各国からの援助を報ずる新聞の切り抜きであつた。関東大震火災こそ日本のロータリーの原風景であり永遠に記録されて、この世界各国からの援助と友情を常に想起し奉仕の心のバックボーンであり続けるようにと念願し、この冊子を刊行することにした。


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