「おもて」と「うら」

 何事によらず、物事には「おもて」と「うら」があるようです。「おもて」「うら」とは何か、辞書をひくと、「表」とは目に見える側で、「裏」はその反対側。
「面」の反対は「心」とありました。
 ロータリーにも「おもて」と「うら」があるようです。

 日本の初代ガバナー米山梅吉さんは言われました。
 ロータリーは見えぬところに仕事があり 目だたぬところに妙味がある。
 最近のロータリーは見える仕事に夢中になり、目立つところに妙味があるようです。

 二代目のガバナーの井坂孝さんは言われました。
 ロータリーは着物の裏を整え着心地を良くするような仕事をしている。身体に密着するのは表でなく裏である。ロータリーも生活と密着して住みよい世の中を作ろうとしている。
 最近のロータリーは表生地の良さだけを論じることが多いようですが、もつと裏生地の良さ、仕立ての良さを評価されねばならぬと思います。表が良くとも裏の綻びが目立つ世の中です。

 ロータリーは目に見えぬ裏が表であり、目に見える表が裏と言う不思議な世界です。

書家の相田みちおは書きました。
   花を支える枝  枝を支える幹
       幹を支える根  根は見えないのだ


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